はじめに包茎の種類とは
包茎は包皮の先端の締め付の強さや癒着具合などで大きく分けて、仮性包茎、真性包茎、カントン包茎に分類されます。
仮性包茎は、中でも最も多い状態で手術の緊急性はありません。手術を受ける患者さんの大半がこのタイプです。
真性包茎は性行為上の問題や受胎能力への問題がある場合もあり、手術を必要とする可能性のある状態です。
カントン包茎は状態によっては緊急な手術が必要となる場合がありますので注意が必要な状態です。
まずは自分がどのタイプなのか確認してみることが大事です。
そして、緊急な手術を要する可能性のあるカントン包茎について、特徴や手術の流れをご紹介していきます。
そもそもカントン包茎とは、包皮を無理にむいて亀頭を露出したために、強い締め付けによって元に戻すのが難しく、亀頭の下で締め付けられ亀頭が鬱血してしまい、包皮が膨れあがった状態にある包茎のことを言います。
放置してしまうと、亀頭が壊死を起こし緊急的に包茎手術が必要となります。
このように放っておくと少しこわいのがカントン包茎です。
カントン包茎の手術の流れについて
男性の体の中で特に敏感な部分である亀頭。
カントン包茎は亀頭が露出することがないため、常に守られ、非常に敏感な状態のままとなります。
そういった点から、カントン包茎の方は早漏であるケースも多くなります。
手術によって刺激に強くなり早漏も改善するので、お悩みの方は手術されることをお勧めします。
カントン包茎手術の場合、皮の余りが多いだけではなく、皮の出口の包皮輪が狭くなっています。
包皮輪の締め付けを残したまま包茎手術をすると、その後も勃起のたびに強く締め付けられ陰茎に食い込み鬱血などを起こしてしまう恐れがあるので、包皮輪を完全に除去する工程が必要となります。
また包皮輪の狭さが残った場合、手術後に強い締め付けによって亀頭の裏側が大きく腫れる原因ともなります。
包皮輪の狭さを完全に除去するには、繊細な技術が必要とされる亀頭直下埋没法という方法で行われることが多いです。
治療の跡などは亀頭の真下に隠れるように仕上げる工程を踏むことがほとんどなので、周囲に包茎手術を受けたことは気付かれにくい配慮がされます。なのでその辺りは安心して大丈夫です。
まとめ
日本人の80%近くは包茎といわれていますが、多くの場合は治療を受けたほうが良いです。
皮をかぶったままの状態であると、若いうちは新陳代謝が良く重大な症状になることはありませんが、30代後半以降の年齢になると、皮膚疾患などを招くことが多くあります。
手術を受けることで、疾患などさまざまな障害から身を守ることができます。また皮が被ったままでいることへのコンプレックスも感じなくなり、性行為に関するハンディーキャップからも解消されます。
お悩みの方は病院へ行きまずは相談してみましょう。